富士市立中央病院 医師数増加も計画配置人数の達成目指す 

(2022-09-24 18:30)

富士市議会企業会計決算委員会(藤田哲哉委員長)では、病院事業会計決算を審査する中で、中央病院の医師の数について複数の委員が質問した。

平成15年ごろは60人台で推移していたが、令和3年3月末で91人、4年4月1日現在で110人(正規100人、会計年度10人)まで増加した。増加の主な原因について当局は、派遣元の大学へ定期的な訪問を実施しており、特に医師が必要な診療科については直接、教授に病院の状況を説明し、派遣への理解を得るなど、丁寧に医師の確保を進めてきたことを挙げている。

一方、計画の配置数に対して医師が足りていない診療科がある。心臓血管外科が3人のところ2人、外科が11人のところ10人、形成外科が3人のところ2人、放射線画像診断科が2人のところ1人、麻酔科が4人のところ2人となっている。大学訪問の際、各診療科の教授や医局長に直接派遣を要請する。

特に麻酔科については医師の負担が重く、小長井義正市長も派遣元大学の理事長、学長、主任教授などに直接窮状を訴えている。現在、平日夜勤担当1人の派遣を受けており、来年から常勤医1人の派遣が受けられるように調整している。

今後も計画人数を満たせるように、引き続き医師の確保に力を尽くす。



        

 

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