農林水産省の地理的表示（ＧＩ）保護制度に登録されている「田子の浦しらす」について、同省はこれまでの生シラスに加えて釜揚げシラスを追加する変更登録を認めた。

これにより、生シラスと釜揚げシラスの双方がＧＩ登録商品としてＰＲできるようになる。８日には、変更登録を申請した田子の浦漁業協同組合の志村正人組合長らが市役所を訪れ、小長井義正市長に登録の経緯や今後の展望を話した。

同制度は、地域で育まれた伝統を有志、高い品質等が生産地と結びついている農林水産物や食品の名称を知的財産として登録し、保護するもの。登録産品には国が定める標章「ＧＩマーク」が標示される。４月１日現在、国内では１０６産品が登録されている。