富士市は1日、電子プレミアム付き商品券「ふじペイ」の発行をスタートした。
新型コロナウイルスの感染拡大の影響で地域経済が停滞する中、市内における消費喚起や事業者の売上向上を図るとともに、市民および事業者のキャッシュレス社会への対応を進めることが目的。市役所2階ホールまたは各地区まちづくりセンターで販売しており、初日の市役所には購入を希望する多くの市民が集まった。
販売対象は全市民で、1セット1万3000円を1万円(プレミアム率30%)で販売。そのうち5000円はA分類(飲食・生活関連サービス業等)での利用に限定する。
10万セットを用意し、1世帯あたりの購入は3セットが上限。利用期間は令和3年2月14日まで(15日以降はポイント失効)。
商品券は初の試みとして、市独自の電子地域通貨「ふじペイ」を活用。本人ID(QRコード)が印刷されたカードとして販売し、希望者はスマートフォンアプリ「Chiika(チーカ)」を使ってポイントを移行することで、アプリでの支払いも可能となる。市商業労政課によると、1日現在、市内のふじペイ加盟店は約600店舗という。
富士市 電子プレミアム付き商品券「ふじペイ」販売スタート
(2020-10-01 18:00)