富士市は、「新型コロナウイルス感染症対策宣言」事業を始めた。換気や消毒液の設置、人と人との間隔の確保などの感染防止対策に取り組む店舗を市独自に認証し、ステッカーやのぼり旗を配布する。市では現在、認証申請店舗を募っている。受付期間は来年2月28日(日)まで。
コロナ禍で感染症対策に注力している店舗を周知し、市民などが安心して各店舗を利用できる環境を整える狙い。対象は市内の▽理美容▽飲食▽スポーツ施設▽宿泊▽マッサージ▽温浴―で、いずれも客がマスクなどを取る機会や接触を伴うサービスが含まれるような業種。小売業と事業所は対象外となる。
市は「入り口などへの消毒用アルコール設置」「店舗形態に応じた適切な換気」「利用客と従業員の接触を少なくする工夫」「従業員にマスク義務化」「人と人との間隔を最低1メートル確保する、またはパーテーションで区切るなどの対策を行う」など、全12項目のチェックリストを設定している。
いずれも実施していると確認できた店舗に、認証マーク入りのステッカーやのぼり旗、卓上のぼり旗を提供。併せて特設ウェブサイトで店舗名を公表する。
ステッカーやのぼり旗は入り口付近の外から見える場所に掲示してもらう。
申請はウェブページからのデジタル申請と、富士川楽座1階の観光案内所に設置した窓口でのアナログ申請の両方で受け付けている。デジタルはウェブサイトから申請フォームに必要事項を記入する。
アナログ申請は窓口で渡される書類に必要事項を記入する。その際、対策の実施が確認できる写真を2枚提出する。
ステッカーやのぼり旗は、デジタル申請では郵送、アナログ申請ではその場で提供する。
富士市 感染対策店を認証 ステッカーとのぼり旗を配布
(2020-09-15 18:00)