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富士宮市浅間大社 社殿の変遷に着目
木立の間を掘り下げて調査する
(木立の間を掘り下げて調査する)
県と県埋蔵文化財調査研究所は、富士山の世界文化遺産推進に伴い、富士宮市宮町の富士山本宮浅間大社で発掘調査を進めている。

同大社の協力を得たほか市教委とも連携を取り、社殿北側の林部分でこれまでほとんど未調査だった区域を対象としている。古い資料に見られる社やお堂の確認に加え、それ以外の建物が存在していたかを調べるのが主な内容。

特に現在の社殿は慶長九年(1604)、徳川家康により造営されたと伝えられているが、それ以前の社殿が境内のどの場所に、どのような姿で存在していたかは分かっていないことから、社殿の変遷を解く糸口を見つけるための調査でもある。

同研究所では「この区域は比較的平坦に造成されていることから、何らかの建物が存在した可能性はある」とみて、木立の間などを掘り下げて調べている。7月初旬までに7〜8個所を試掘する予定。

社殿の変遷については、山宮からこの地に遷座された大同元年(八〇六)以降、足利将軍家や今川氏などが造営を試みたというほか、武田勝頼が父信玄の発願もあって大修理を施し、天正四年(一五七六)に一応の完成をみたが、わずか六年後の武田氏滅亡の年、何者かによって焼かれてしまったという記録が残る。

このほか多くの謎を秘めていることからも、富士山の世界文化遺産推進を機とした解明に関心が高まっている。

[2008-06-19-13:27]
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