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富士市松岡の瑞林寺 毘沙門堂を修復
修復された毘沙門堂の本堂
(修復された毘沙門堂の本堂)
昨年8月から修復工事を進めていた瑞林寺(富士市松岡、武内正章住職)の毘沙門堂がこのほどしゅん工を迎え、15日に落慶法要が行われた。

毘沙門堂は1674年の同寺建立時に建設されたとされる。1854年の安政の大地震で倒壊後、1861年に再建。この間に老朽化が進んだため、今回の再々建となった。

建物は、毘沙門天像を収めた本殿とそれを囲う覆い屋からなる二重構造。修復で本殿の?(こけら)ぶき屋根はふき替えられ、覆い屋は建て替えられた。

修復に先立つ調査では新しい発見もあった。覆い屋で守られた毘沙門堂の屋根は風雨による腐食を免れ、約150年前の江戸時代の再建時のままと判明。

江戸時代は仏教と神道が近い関係だったが、同寺も例外ではなく、当時毘沙門堂は神道の神を祭っていた。寺の本堂から、そのご神体も見つかったことで確認できた。

調査の監修を務めた文化財修復の専門家賀古唯義さんは「ご神体を寺に置いたのは、明治政府による廃仏毀釈を乗り切るための措置と考えられる。今回の修復で寺の歴史の細部が明らかになり、一層豊かになった」とした。

法要では武内住職が清めの経を上げたほか、火災を免れるよう火伏の木遣(きやり)が奉納された。

[2008-06-16-16:38]
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