選手宣誓に立つ名城の和田主将

「富士山女子駅伝（２０２１全日本大学女子選抜駅伝競走）」が３０日、富士市と富士宮市を舞台に行われる。レースは午前１０時に富士山本宮浅間大社前をスタート。選手たちは４３．４ｋｍ、高低差１７４ｍの７区間を駆け抜け、ゴール地点の富士総合運動公園陸上競技場を目指す。２９日にはロゼシアター（富士市蓼原町）で開会式が開かれた。

出場するのは、１０月の全日本大学女子駅伝対校選手権（杜の都駅伝）の上位１２チーム、５０００ｍのチームタイム上位１０チーム、全日本大学選抜チーム、静岡県学生選抜チームの２４チーム。

選手宣誓は、前回優勝チームの名城の和田有菜主将が務め、「１年間つらいことや苦しいことはたくさんあったが、その度に仲間たちと乗り越えて、今ここにいる。２０２１年を締めくくる富士山女子駅伝ではさまざまな思いを胸に、日本中に勇気と元気を届ける駅伝をする。富士のふもとで２４チームが全力でたすきをつなぐことを誓う」と力強く宣言した。

富士山女子駅伝は今年で９回目。第１回から第５回までは立命館が盤石の走りで５連覇を達成して絶対女王の座に座り続けたが、第６回以降は名城が３連覇している。