先ごろ大阪府で開かれたプロボクシングの「新人王西軍代表決定戦2016」で、駿河男児ジム(前島正晃会長)の浅原亮弘選手(28)が優勝。西軍代表として、12月23日に東京・後楽園ホールで開催される全日本新人王決定戦にミドル級で出場する。
勝利すれば全日本ランキング入りを果たせる重要な1戦となる。
浅原選手は沼津市出身。戦績は10戦5勝(1KO)3敗2分け。プロテストには4回目の挑戦で合格。デビュー戦を勝利で飾ったが、その後3戦は勝利から遠ざかった。「今のままの練習では勝てない」(浅原選手)と、横からの打撃に頼っていた攻撃スタイルに加え、ストレートを打ち込む練習を強化。
「練習への取り組み方を変えて手数が増えた。先手で戦うボクシングができるようになった」と、ここ2年間は4勝2分けと負けなしの成果を収めている。
23日の対戦相手については、「ディフェンスがうまくかき回される可能性もある。自分のペースで下から崩してガードを下げさせ、1発を捉えられれば」と展望する。