女子サッカー日本代表「なでしこジャパン」の一員として、FIFAワールドカップ優勝やロンドン五輪出場権獲得に貢献した近賀ゆかり選手(INAC神戸)が27日、富士宮市の村山ジャンボスポーツパークを訪れ、県内外の中学生選手ら約160人と交流した。
近賀選手は目を輝かせて集まった中学生に基礎技術の大切さを強調し「うまくなるには(中学生の)今練習することが近道。その先に日本代表も待っている」と呼び掛けた。
静岡県内はじめ神奈川県や山梨県から参加した8チームの全選手と記念撮影に応じたほか、リフティングやパスなど個人技術についてもアドバイス。一緒にゲームもしてサッカーの楽しさを伝えた。
近賀選手はワールド杯を振り返り「試合に出ている選手を出ていない選手がサポートしてくれた。控えの選手は準備をしっかりして、スタメン起用された時に結果を出した」とチームの一体感を強調。「みんなも試合に出ていない選手がたくさんいると思うが、(なでしこジャパンが)ワールドカップで優勝できた理由の1つはチーム全員が1つになれたから」とチームワークの大切さを伝えた。