富士市はこのほど、庁内に「新型コロナウイルス感染症ワクチン接種対策部会」を立ち上げた。ワクチンが実用化された場合に迅速かつ適切に接種を開始できるよう、市内の接種体制を整備する。
市では3月1日〜12日に65歳以上を対象とした接種券の配布を予定。接種開始時期は3月下旬を想定している。接種に関する市民の費用負担はない。実施に対する経費(事務費)は全額国の補助で賄う。最優先とされている医療関係者等は県が主体となって接種を行う。
65歳以上が対象の接種券を配布後、それ以外の対象者の接種券を順次配る(国のスケジュールでは4月以降を予定)。高齢者以外で基礎疾患を有する人や高齢者施設等の従事者も優先接種の対象だが、現時点では具体的な時期や方法などについては未定だという。
市は接種体制の確保を目的に、関係各部署の幹部職員らで組織する市新型コロナウイルス感染症対策本部内にワクチン接種対策部会を新設。他の部会と連携しながら円滑な事業実施を図る。
富士市 新型コロナのワクチン接種体制を整備
(2021-01-20 19:00)