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2歳未満の子どもにマスク不要 赤ちゃんの使用は危険

(2020-06-02 19:00)

公益社団法人日本小児科医会では、2歳未満の子供のマスク使用をやめるよう呼び掛けている。

乳児のマスク使用は▽乳児は呼吸器の空気の通り道は狭いので、マスクは呼吸をしにくくさせ呼吸や心臓への負担になる▽マスクそのものや嘔吐(おうと)物による窒息のリスクが高まる▽マスクによって熱がこもり熱中症のリスクが高まる▽顔色や口唇色、表情の変化など、体調異変への気付きが遅れる―などの影響が懸念される。

世界の新型コロナウイルス小児感染症から判明したことは▽子供が感染することは少なく、ほとんどが同居する家族からの感染▽子供の重症例は極めて少ない▽学校、幼稚園や保育所におけるクラスター(集団)発生はほとんどない▽感染した母親の妊娠・分娩でも母子ともに重症化の報告はなく、母子感染はまれ―など子供の新型コロナウイルス感染症は今のところ心配が少ないという。

米国疾病予防管理センター(CDC)では、子供のマスク使用について、2歳以上の子供が人と接するような外出をする場合にはマスク使用を薦めるが、2歳未満の子供には窒息の恐れがあり、使用しないよう警告している。アメリカ小児科学会(AAP)もCDCと同様に、2歳未満の子供、特に赤ちゃんのマスクは危険と警告している。



        

 

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