世界各地で多発するランサム(身代金)ウェア「WannaCry」による大規模なサイバー攻撃で、富士市は16日、富士市・富士宮市消防司令センターのタブレット端末1台が同様のウイルスに感染していたと発表した。
市によると、現時点では他のパソコンなどへの感染はなく、タブレット端末には文書や画像データなどは保存されておらず、データ流出などの被害はないという。
タブレット端末は火災や救急などの出動現場から動画を同センターにリアルタイムで送信する専用端末で、富士市に2台、富士宮市に1台を常備。12日に職員が消防現場で使用した際、身代金を請求する画面が表示された。
市では感染したタブレット端末の使用を中止。該当システムをネットワークから切り離し、タブレット端末の感染経路の特定と感染状況を調査している。
富士市・富士宮市消防司令センター タブレット端末がウイルス感染
(2017-05-16 15:00)