富士市大淵で自動車部品などを製造するダイワ・エム・ティ(和久田惠子代表)に17日、フェンシング女子フルーレで、東京五輪での活躍が期待される宮脇花綸選手が訪れた。
同社は、宮脇選手が使用するフェンシングの剣を握る柄の部分「ヒルト」を製作。フェンシングの道具は欧米製が主流で大きいため、小柄な宮脇選手の手に合ったヒルトがなかった。奇跡的に見つかった小さなヒルトを長年愛用していたが破損。オリジナルのヒルトを製作できる会社を探していたところ、同社を紹介された。
宮脇選手は現在、慶應大学経済学部2年生。11月までイタリア留学中で、9月18日〜19日に京都で行われる大会のために一時帰国。会場に向かう途中で同社を訪問した。
宮脇選手は同社のヒルトについて、「自分の求める究極のヒルトに近づいている。滑り止めの加工や溝の深さ、全体の重さなどの細かい要望を短期間で叶えてもらい、非常にありがたい」と話した。
フェンシング女子フルーレ宮脇花綸選手が来富 ダイワ・エム・ティが「ヒルト」を製作
(2016-09-17 17:00)