小長井義正市長は新型コロナウイルスの感染拡大について、県内で感染経路が特定できない患者が発生した場合、現在閉館している社会福祉センター７カ所に加え、必要に応じて、さらなる公共施設の閉鎖を実施する考えを示した。

現時点では事態収束の兆しはなく、刻一刻と状況が変化していることを踏まえ、引き続き国や県からの情報を把握し、富士保健所や市医師会との連携を密にとるなど、感染状況を見極めて必要な対策を講じる。

今後は公共施設を利用する際に原則、マスクを着用することを市民に呼び掛けるとともに、備蓄しているマスクを窓口に配備し、着用していない人に配布する準備を進める。

２月２９日に県内初の陽性患者が静岡市で確認されたことを受けて、市の危機管理指針による危機レベルを県内発生段階のレベル３とすることを決定し、社会福祉センターを閉館とした。