富士市は、平成１６年度から実施している岳南電車への公的支援について３０年度以降も支援する方向性を示した。将来的な事業計画と収支見込を十分に精査した上で一定の条件の下で行う。２２日に開かれた市議会全員協議会で、来年２月市議会での予算審議に向け検証結果と今後の方向性が示された。

条件は▽今後も便益と費用の関係を継続して検証し、便益が費用を上回る▽事業者が現在実施している観光ツアーなど、さらなる活性化策による増収及び経費削減▽事業者が地域と利用者の期待に応え得る、より高い輸送サービスの提供に向け具体策（行動計画）を実行する▽市民・事業者・行政が一体となって利便性の向上・利用促進・安全性の確保に対してたゆまぬ努力を続ける―としている。