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富士市 中央病院の建て替え検討へ

(2017-03-10 18:00)

富士市は、高島町の市立中央病院について平成29年度、建て替えに向けた検討委員会を院内に設置する方針を示した。建て替えには、構想を含めておおむね10年が必要とされている。今後の50年を見据えた中央病院のあるべき姿を検討していく。

現在の中央病院は、建築から32年が経過し、施設や設備の老朽化が進行している。市では27年度、現状を把握し、設備改修などによる長寿命化の可能性を明らかにするため、老朽化現況調査を実施。適切な維持修繕を行えば、おおむね40年度まで使用可能という結果を出している。

一方、施設の利用面では、建物が30年以上前の基準で作られているため、病室やトイレ、通路などが狭く、療養環境に不便が生じていると判断。病室も多床室が大半で、患者のプライバシーを十分に確保できていない現状にある。

市では、さまざまな課題を根本的に解決し、地域の基幹病院としてより良い医療をするためには、近い将来の建て替えが必要と認識している。



        

 

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