富士市は「2020年東京オリンピック・パラリンピック」のメーン会場となる新国立競技場などの競技関連施設のほかにも、選手村やプレスセンターなどの備品類や家具などに富士ヒノキ製品の活用を働き掛けていく。
さらに、これまでの要望活動を通じて構築した大手設計会社などとの関係を積極的に活用し、オリンピック関連施設だけでなく、他の建築物などへ富士ヒノキの採用を依頼するなど、販路拡大に向け取り組んでいく。
富士市は、平成22年度から林業と木材産業の振興のため、富士地域材を使用した木造住宅の取得に対し、「富士ヒノキの家 建築助成事業」として1棟当たり30万円の補助を行ってきた。
22年度は年度途中からの制度開始のため19件であったが、23、24、26年度は各40件、25、27、28年度は各60件であり、本年度までの合計は319件だった。新年度はこれまでの実績を上回る70棟分を見込んでいる。
富士市 「富士ヒノキ」の活用を 販路拡大の取り組みへ
(2017-03-08 18:00)