富士市議会は１７日、２常任委員会を開き、本会議で付託されていた平成２８年度一般会計補正予算など議案６件を審議し、いずれも可決すべきものとした。

総務市民委で取り上げたふるさと納税では、寄付金の増加に伴う特産品配布経費の追加で、２０７０万円の補正予算とする。現行予算３３５２万円に対して、補正後は５４２７万円となる。ふるさと納税寄付金収入は、現行８０００万円に対して補正後は１億２０００万円となる。

市財政課によると、昨年４月から今年１月末現在のふるさと納税寄付金の件数は８０３８件で、内訳は▽表玄関富士市からの富士山百景保全事業２３４１件▽富士山麓ブナ林創造事業１２８９件―などが続いた。岳南電車の支援や田子の浦港の整備、富士山女子駅伝などの寄付金も多かったという。

富士山百景保全事業では、富士山の写真コンクールや観光登山ルート３７７６などの世界遺産富士山に関する事業に活用する。