小長井義正市長は、１１月１日に蓼原町のロゼシアター内にオープンする「ふじ・紙のアートミュージアム」を中心施設とし、市内各所にサテライト施設を設置する考えを明らかにした。

文化振興課を中心に組織した開設検討庁内連絡会などで目的や場所、方向性などを検討し、２７年度に開設基本方針を策定した。現在は、市制５０周年記念事業の一環として開設するための整備を進めている。

企画運営は市民協働事業提案制度により、富士芸術村に委託。国内外の著名なアーティストの作品を展示し、市民が質の高い芸術に触れる機会を提供する。地元出身の作家が作品を発表する場としても活用し、市全体の文化と紙のアートに対する認識を高めるきっかけにする。

１１月１日からのオープン記念企画展では、現代アート作家として世界的に活躍している日比野克彦さんの作品を展示する予定となっている。