富士市が目指すべきまちを語る言葉「ブランドメッセージ」の策定に向けた市ブランドプロジェクトの第3回ワークショップが28日、市消防防災庁舎で開かれた。
市民や市職員で構成するワーキンググループと、市職員や有識者による検討チームから合わせて約20人が参加。過去のワークショップで掘り起こした富士市の個々の魅力を組み合わせ、富士市の中に一つの物語を作り上げることで、市全体に秘められた力を見いだした。
グループワークは、架空の人物「ペルソナ」3人を設定し、これまでにメンバーから挙げられた富士市の魅力を活用し、その人物を幸せにする物語を組み立てる―というルールで実施。ペルソナは、現在悩みや不安を抱えている人物を2人、野望を抱いている人物1人とし、氏名や職業、年齢、家族構成、現在の状況など、より具体的に設定。メンバーたちはペルソナ1人につき富士市の魅力20個を組み合わせ、幸せになっていく物語を考えた。
今回のワークショップを踏まえ、次回8月22日の第4回ワークショップでは、検討チームメンバーでコピーライターの杉本剛敏さんが具体的なメッセージ案を複数提示。8月末には庁外に設置した「市シティプロモーション懇話会」へメッセージ案のプレゼンテーションを行い、メッセージ策定を進めていく予定。