富士市前田のふじのくに田子の浦みなと公園で建設が進められていた交流拠点施設(シンボルタワー)が完成し、23日に記念式典が開かれた。タワーの完成により、平成17年に着手された同公園整備事業も完了となった。
シンボルタワーは、事業費1億1000万円。平成28年に建設を開始した。最上部の展望床の高さを富士山の100分の1である海抜37.76mとし、外観は富士山頂の八つの峰をイメージした八角形。各頂点を方角と合わせることで周辺景観とリンクさせた。
らせん階段と中央階段を組み合わせ、大人数でもスムーズな昇降ができるように設計。富士登山を連想させるデザインで、外周を回るように上る二重らせん階段の外壁には富士ひのきを使用している。
また、県田子の浦港管理事務所が公募したシンボルタワーの愛称を発表。約500件の応募から、富士市在住の吉野文雄さんが考案した「富士山ドラゴンタワー」が選ばれ、富士ひのきの記念プレートと富士ブランド品詰め合わせが贈呈された。
ふじのくに田子の浦みなと公園 シンボルタワーが完成
(2018-02-23 17:00)