県民の日の21日、県田子の浦港管理事務所は、小学生とその保護者を対象とした「夏休み田子の浦港親子見学会」を開いた。
田子の浦漁業協同組合と共催している毎年の恒例事業で、今年は親子連れ7組15人が参加。参加者は海コースと陸コースの2グループに分かれて見学。このうち海コースでは田子の浦漁港から漁船に乗り込み、同事務所の職員から富士岸壁や中央岸壁、石油基地周辺などの解説を受けた。
中央埠頭(ふとう)では停泊中のトウモロコシを運搬するタンカーや荷物の積み下ろしの様子を間近で見学。石油基地周辺では、船に沿うように浮かぶオイルフェンスは、石油を積み下ろす際に流出しても被害を防ぐ役割があること、高さの異なるライトによって入港する船に港内の航路を示す導灯という施設があることなどを学んだ。