地産地消弁当「静岡いただき弁当」が完成

(2017-10-20 18:30)

静岡いただき弁当
静岡いただき弁当
富岳館高と富士市松岡の富陽軒、静岡産業大の産学3者が共同開発した地産地消弁当「静岡いただき弁当」が完成した。19日に富館高の生徒たちが試食し、満足の出来に笑顔を広げた。25日(水)に沼津市で開かれる「第40回全国土地改良大会静岡大会」で約2800人の出席者に振る舞われる。

弁当開発は、同大会を運営する県土地改良事業団体連合会が「全国の農業者が集まる大会。多くの弁当購入者が見込まれるので、静岡の味を堪能してもらいたい」と企画。今回の3者は、平成25年に富士山麓の食材を使った弁当を商品化した実績から依頼された。

5月の初会合で開発に着手し、富岳館高は健康福祉系列の3年生14人が県内の食材、料理、商品開発について学習しながらメニューを考えた。静岡産業大は経営学部の熊王康宏准教授のゼミ生が商品開発やマーケティングなどを担当し、富陽軒は調理から包装までの製造と総合的なアドバイスを手掛けた。

完成した弁当の料理は、落花生入りソースをかけたみしまコロッケ、富岳館高の手作りみそで味付けしたニジマスの焼き物、マイタケの天ぷら、富士のセレ豚(ブー)の角煮、黒はんぺん、富士スイーツがんも、ピーナッツなます、朝霧高原産卵の卵焼き、ワサビ漬けなど、ご当地グルメや特産の食材をふんだんに使った十数種類。磐田市福田の伝統織物の小風呂敷で包んだ。

試食会では、富陽軒の担当者らが料理の内容や工夫のポイントなどを解説し、富岳館高の生徒たちは熱心に耳を傾けながら味を確かめた。「おいしい」「よくできている」「料理のアイデアや組み合わが勉強になる」などの声が挙がり、特に自分たちが提案した落花生入りソースの出来に感激していた。



        

 

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