富士市は１６日、富士本町・吉原いずれかの商店街に期間限定で無料お試し出店できる「富士本町・吉原まちなかＬａｂｏ」（通称まちなかラボ）の出店希望事業者の募集を始めた。

初日には、事業のキックオフイベントを吉原の市民活動センターコミュニティｆで開催。約30人が参加する中、「魅力ある店づくりが地域の活性化につながる」をテーマに、地元で活躍する人気店の店主による講話とパネルディスカッションを繰り広げ、地域活性化について考える機会とするとともに出店を呼び掛けた。

まちなかラボは、富士商工会議所、市商工会、市産業支援センターｆ―Ｂｉｚと共催するテストマーケティング付き起業支援。起業や出店を目指す人が相談と支援を受けながら空き店舗に１５日間、お試し出店することで商店街の魅力や所有者が利活用を考える機会を作り、空き店舗解消や中心市街地活性化を目指す。開業時の資金を援助する「あなたも商店主事業」や「空き店舗等活用促進事業」につなげる狙いもある。

まちなかラボの出店者の募集は６月14日（金）午後５時まで＝必着＝。対象は、いずれかの商店街の空き店舗に起業や出店を考えている小売り・サービス業など。飲食物を販売する場合は事前に市商業労政課に連絡する。定数は最大４件。応募多数の場合は支援機関で選考する。

テストマーケティングは、前期が９月１８日（水）〜１０月２日（水）、後期が１０月３日（木）〜１７日（木）。前期・後期で富士本町と吉原の商店街で各１店舗ずつ実施する。

希望者は応募申込書（市ウェブサイトからダウンロード可）に必要事項を記入して直接、郵送、ファクス、Ｅメールのいずれかで、希望する支援機関に申し込む。