富士公共職業安定所(ハローワーク富士)は1日、管内における平成30年の高校新卒者の求人・求職状況が、15年以降で最高だと発表した。
求人倍率は3.48倍、就職内定率は76.4%(211人)=9月末時点。学生(生徒)優位の売り手市場が続いている就職活動の状況を裏付けた。
基幹産業のパルプ・紙・紙加工品においては雇用のミスマッチが課題視されている中、ハローワーク富士では「業界全体に、人材不足を若い世代で補う傾向がある」と分析。同様に人材不足が懸念されている医療・福祉部門では、「特に福祉部門において、事業者などが仕事の魅力を若い世代に発信していることが奏功している」とみている。
富士市 平成30年の高校卒業者 求人数・倍率が過去最高
(2017-11-01 19:00)