今年12月23日に富士宮市宮町に開館する県富士山世界遺産センターの正面に配置される木格子(逆さ富士)が、国際基準「SGEC/PEFC―CoCプロジェクト認証」に国内で初めて認められた。
27日には小長井義正市長が取り組みの推進主体である富士地区林業振興対策協議会(以下、林対協)の会長として、東京都内で開かれた授与式に出席した。
SGECは国際的な森林認証機関「PEFC」に加盟する国際基準の認証機関の一つで、林業や木材産業の振興を図ることで、持続可能な森林経営を実現するために認証する仕組み。認証取得にはSGECによって認められた森林から生産された木材(認証材)で作られたことが条件となる。
木格子(逆さ富士)はSGECの認証材であるとともに、富士地域のヒノキブランド「FUJI HINOKI MADE(フジ・ヒノキ・メイド)」で組み立てられている。
県富士農林事務所森林整備課によると、木格子が適正な森林管理の下で生産、加工されて作られたことが評価された。地域の林業者や製材業者などが一体となって、認証材の供給に取り組んできたことも国内初の認証につながったという。
フジヒノキ国際認証 世界遺産センターの木格子
(2017-07-28 17:00)