今川義元の愛刀復元 義元生誕500年記念プロジェクト

(2018-02-09 14:00)

最初に大槌を打ち付けた春風亭昇太さん
最初に大槌を打ち付けた春風亭昇太さん

富士宮市人穴の冨士日本刀鍛錬所で8日、駿河を拠点に活躍した戦国武将今川義元の愛刀「宗三左文字(そうざさもんじ)」を復元するプロジェクトが本格始動した。発案者で代表の佐野翔平さん(西山)、賛同した落語家の春風亭昇太さんや同鍛錬所の刀工内田義基さんらが「槌(つち)入れ式」に臨み、刀の制作を開始した。

宗三左文字は桶狭間の戦いで義元が討たれた後、戦利品として織田信長に渡り、豊臣秀吉や徳川家康などに引き継がれた。プロジェクトは来年の義元生誕500年を記念し、復元した愛刀を再び義元の元に戻す計画。5人のメンバーが費用を出し合って制作する。来年春の完成を目標とし、県内の義元ゆかりの地に奉納する予定。春風亭昇太さんは静岡市清水区出身でNHK大河ドラマ「おんな城主 直虎」で今川義元を演じ、大の歴史好きとあって賛同し、名誉会長に就いた。



        

 

▲ ページトップへ

 

 

PR

 

■ fuji-news.net に掲載の記事 -写真などの無断転載を禁じます  Copyright(C)2003-2018 Fuji News All Rights Reserved.