奈良時代の代表的な歌人・山部赤人万葉歌碑の移設除幕式が4日、富士市前田のふじのくに田子の浦みなと公園で開かれた。富士山の日協賛事業で県と市が主催した。
歌碑は昭和61年3月に富士市が田子の浦港富士ふ頭(旧フェリー乗り場)に建てたもの。南松野産出の松野石を使用した高さ5.62メートルから1.7メートルの石柱8本を富士山型に配置。石柱には山部赤人が歌った「富士山を望む歌」が刻まれている。碑文の文字は伊勢神宮神宮文庫本万葉集の万葉仮名で記され、文化的価値を高めている。
同公園が富士山や田子の浦海岸線が眺望できることやしらす街道プロジェクトなどの観光やまちづくりに活用できるといった理由から、移設先に決定した。
平成14年のカーフェリー撤退をきっかけににぎわいが失われていく中で、市が新たな移転先を考えていたところ県と市民から同公園への移設要望がなされたという。


